六人の盲人と象

 

<六人の盲人と象>

 

ある日、6人の盲人が象を触ってその正体を突きとめようとしました。

1人目は象の鼻に触り、「象とは蛇のようなものだ」と言いました。

2人目は象の耳に触り、「象とはうちわのようなものだ」と言いました。

3人目は象の足に触り、「象とは木の幹のようなものだ」と言いました。

4人目は象の胴体に触り、「象とは壁のようなものだ」と言いました。

5人目は象のしっぽに触り「象とはロープのようなものだ」と言いました。

6人目は象の牙に触り、「象とは槍のようなものだ」と言いました。

それから6人の盲人たちは長いこと言い争い、それぞれが自分の意見を譲りませんでした。

 

<解釈>

①部分の総和は必ずしも全体にはならない

②真実を表現する方法が異なっているだけであり、真実が異なっているわけではない

③神ではない人間が把握できるのは全体の一部に過ぎないのだから、できるだけ意見を収集することが大切である